着床前診断はじめます。

43歳妊活日記。神戸ARTレディスクリニックに通院をしていました。地元のクリニックに転院し治療継続中です。

『着床前診断』って聞いたことありますか?

私はそれまで聞いたことがありませんでした。このブログをご覧になっている方で初めて聞いたという方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明します。

着床前診断とは、流産を予防できる技術です。受精卵が子宮に着床して妊娠が成立する前に、受精卵の染色体や遺伝子に異常がないかどうかを調べる医療技術です。

※神戸ARTレディスクリニックHPより引用

www.ivf.co.jp

私のように自然妊娠で流産を繰り返す者にとって、唯一の医療機関になります。

日本の医療における着床前診断の現実

日本国内では命の選別につながるという懸念から、重い遺伝病の可能性があったり、染色体の構造異常で流産を繰り返したりする場合以外は、原則禁止されています。

着床前診断は日本産婦人学会の承認があれば実施できます。逆に言えば、承認がなければ実施できません。あるクリニックで、遺伝性の疾患のあるお子様を持たれたご夫婦が次のお子様を持たれるにあたって病気の遺伝子の無い受精卵を選んで戻そうとする(着床前診断)を希望された際、一部の疾患は日本産婦人科学会の承認があれば実施できるとのことですが、ただしお子様が死に至るほどの重病でなければ承認されず、かなりの重症であっても「命にかかわるほどではないでしょう」と指摘され、なかなか承認されないと医療機関の方が書かれていました。

以上のことから、日本で「着床前診断」という医療技術を受けるのは非常に難しいのが現実です。

 

そんな中、大谷レディスクリニック院長の大谷先生は、学会の指針に反して着床前診断を実施したとして会員資格停止の懲戒処分になります。しかし、大谷先生は「妊娠しやすくて流産しにくい治療を受けることは患者様の基本的人権です。 日本産婦人科学会の処分とは関係なく治療を続ける。」と仰いました。

患者の立場からしたら感謝しかありません。大谷先生がいなかったら、子供が欲しい気持ちと妊娠への恐怖と葛藤しながら、また流産するかもしれないという大きな大きな恐怖と闘いながら妊活をしなければならなかったのですから。

流産が怖くて妊活に踏み出せない方へ

このブログをご覧の方で流産が怖くて妊活に踏み出せない方がいらっしゃるかもしれません。『神戸ARTレディスクリニック(大谷レディスクリニック)』のリンクを貼っておきますので、確認してみてください。

きっと力になってくださる医療機関です。

www.ivf.co.jp

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