着床前診断はじめます。

43歳妊活日記。神戸ARTレディスクリニックに通院をしていました。地元のクリニックに転院し治療継続中です。

自然妊娠で流産を繰り返してしまう方へ

不思議と涙が出ませんでした。その時はまだ恐らく自分の中で現実を受け入れることができていなかったのだと思います。

先生から念のため次の日も診察に来るようにと言われ、翌日夫と病院に行きました。

祈る思いで診察台に上がりましたが、心音は聞こえませんでした。

死産

生きているのが辛くなるくらい辛かった。元気に産んであげられなかった自分をずっと責めました。ずっとずっと責めました。

朝、目が覚めた時、お腹の子のために毎日やっていたルーティンや、お腹の子のために気をつけていた食べ物も、もう何もしなくていいんだと思った時に、私のお腹の子は死んでしまったんだと私の脳と身体が受け入れたんだと思います。気づいたいたら大きな声で泣いていました。大人になって初めてこんなに大きな声で泣きました。隣にいた夫は黙ってずっと私の頭を撫でてくれていました。

 

その後のことは夫がすべて取り仕切ってくれました。

 

分娩後、胎児と胎盤の検査をお願いしました。今回の原因を知るためです。検査結果は3週間かかりました。

胎児検査の大切さ

検査の結果、胎児の一ヵ所だけエラーが起きており染色体異常が原因とわかりました。新型出生前診断では検査することが出来なかった番号の染色体です。また、胎盤は問題なし。私の身体はちゃんとベビーに栄養と酸素を送れていたと先生に言われました。

『染色体異常』私が初めて知った言葉でした。胎児検査をしなければわからなかった原因。それをベビーが教えてくれました。

 

経過観測で病院に伺った際、精神科の専門医との面談を進められました。死産とわかった後、私は夜中に眠ることが出来なくなっていました。恐らく先生は私の表情を見て思ったのだと思います。

死産は本当に辛い。出来ることなら、他の方々には絶対に経験してほしくない。

 

それから時間が経ち、家族の支えがあって少しずつ回復してきました。

最後の診察に行った際に先生からは、「検査結果は問題ないので、もうここでは何もできることがありません。」と言われました。

今の医療では染色体異常はどうすることも出来ないと言うことを知りました。もし私が不妊症であれば不妊専門病院に行くことが出来ます。でも、私は自然妊娠するので行くことが出来ない。でも流産してしまうのです。子供がほしいのに、妊娠することが怖くなっていました。

その時、先生から『妊娠する前の受精卵の段階で染色体異常がないかを調べてくれる医療機関がある。』ということを教えていただきました。

「ご夫婦で相談して行くかどうか決めてください。紹介状はこちらで書きますからね。」と先生が仰いました。

 

その病院が兵庫県神戸市にある『神戸ARTレディスクリニック(大谷レディスクリニック)』という病院でした。

 

 

 

 

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